2007年07月20日

sora-yuraさんの"奇跡"に思う

実感を伴って思い出した。

命にかかわることではなかったが、

高校生のころに交通事故で、およそ10ヶ月間

ベッドに寝っぱなしで、寝返りも打てずに上を向いたまま

毎日を過ごした時期があった。

涙も顔だけを横にしていたから目から目に入った。

その時に感じたことは

縦になって移動できることの羨ましさと

それまでの普通がなんと幸せなことだったのかということ。

10ヶ月ぶりに起き上がることができたとき

身体的にはクラクラめまいが起こったけれど

足が固まって動かなくとも

皆と同じことの奇跡を感じた。


その後

38歳のとき、右目の視野が半分になり、

網膜剥離と診断され、もう少しで失明の危機になり

緊急手術後にうつ伏せのまま姿勢でベッドに寝かされ

枕に顔を埋めながら

このまま見えなくなったらどうなるのかと。

左目も念のために検査をしたら、やはり

剥離の前兆がみられるということを言われ

治療。

このまま両目が見えなくなったらという不安。

見えることが自然・当然ではないということ。

失明の患者さんを隣にして

毎日思ったことは

健康であることは、日常生活を普通に送れるということは、

普通ではないのだということ。

そんな幸せな状況下でいろいろといがみ合うことの悲しさ。

当時は休みが続き、仕事関係で病院まで会社から電話がかかり

安静にしていなければならないところ、

歩いて電話口まで行きながら

私を無責任だという叱りの言葉。

自暴自棄になりかけたが、

もし健康に戻ったなら、

もっと穏やかに暮らすことを目標にしようと誓った。

今は子供の成長の責任をとるために

がんばろうと。

その後は自分の納得のいく人生を送ろうと決めた。

そんな生きていること、健康でいることの奇跡

そんなことを思い出させてくれた

sora-yuraさんの言葉でした。

ありがとう!face01



Posted by gam at 14:34│Comments(1)
この記事へのコメント
がむさん、おはようございます(^^)!
そうだったんですか~。
とても大変な(・・・という一言では語れないと思いますが)経験をされていらっしゃったんですね。
そして今、元気でいらっしゃるからこそ余計に
普通に過ごせる「奇跡」を実感できるんでしょうね!
数々の困難を乗り越えてこられたがむさんを尊敬します。
これからも
小さなことから大きなことまで
毎日幸せを感じながら過ごしていきたいですね(^-^)!
Posted by sora-yura at 2007年07月21日 09:26
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